ワークショップ「緊張のメカニズム」終了しました、
今年最後のワークショップは精神科の医師を招いて「緊張のメカニズム」と題し、我々がステージなどに立った時などに起こる緊張について学ばせて頂きました。
そもそも緊張とは人間にとって必要な生理的反応だそうで、まず脳の中にある記憶をつかさどる海馬と隣接している偏桃体が反応し、ここから視床下部などへ送られる信号により交感神経が活発化、これにより顔が赤くなる・体が震える・声が震える・心臓がドキドキする・汗が出る、等の症状が見られるとの事。
これらの反応は自分でコントロールすることは不可能で、というよりは人間が生きていく上で当たり前、正常な反応という事。
よく「緊張しないように」と思えば思うほど緊張感が増してくる、また「力を抜こう」と思えば思うほど力んでしまう、これは「思考抑制の逆説的効果」や「精神交互作用」による緊張の悪循環がもたらす症状。
音楽心理学の分野では“Music Performance Anxiety”(演奏不安)の研究も行われていて、以下ヤマハ音楽研究所の記事が分かりやすく参考になるとの事で紹介して頂きました。
緊張・あがりと音楽演奏 ―ステージで練習の成果を発揮するために―
今回のワークショップも大変勉強になりました、これからも色々な角度からギターの為のワークショップを企画していこうと思います。
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